メディアで報道されない真実とかいうギャグ

煽動されやすい人らが流される言葉の一つ

メディアで報道されない真実

この言葉を流す人は注意した方がいいです。

唯一許せるパターンは、本当に報道されなくて、報道されてない話を当事者や関係者、メディアではない個人で調査した方が話す場合のみ。

ウケるのが、メディアでは報道されない、系の方々の頼っているソースはメディアだったりします。いや、お前の個人的な調査ちゃうんかい!って思いますよね。 まあメディアの中でもマイナーな胡散臭いメディアな場合はありますけどね。マイナーでも胡散臭くてもメディアはメディアです。あとはなんの根拠もない誰かのツイートとかね。メディアではないかも知れんが、それが真実だとなんで思ったんだっていう。

そもそも、普通に「こういうニュースがありまして…」「こういうツイートや噂も飛び交ってます」とか言えばいいものをわざわざ「メディアでは報道されない真実」とかいう時点で煽動する気マンマンです。

煽動する理由は様々でしょうが、あなたの方を向いていないことだけは確かです。あなたのことを考えているのではなく、煽動したその先を見ているだけです。そんな人に耳を傾けるくらいなら他の信頼できるソースを自分で探したり、可能なものであれば自分が直接見に行く体験しに行くなど自ら動いた方が懸命です。

ちなみに、これの亜種として

日本では報道されない

もあります。

これ、そもそも考えてる前提がおかしくて、海外メディアの流した情報を全部日本のメディアが流すわけではないですからね。

例えばインド料理店をネパール人がやってることが結構あるのは聞いたことある人も多いと思いますが、実はインドとネパールって仲悪いんですよね。カラパニって場所について領土問題が話題になってたことはどのくらいの人が知っているでしょうか。まあこのあたりは普通にメディアで流れてますが。でも当然、それより細かい話は日本のメディアでは流れません。でも不都合な真実があるというより、流したニュースすら反応少ないのに、それより細かい話はミスなく報道するのが大変な割に需要ないし…というレベルの話だと思います。それをたまたま自分が興味があるニュースが日本のメディアで取り上げられなかったからって、怒るのは違うんじゃないかなと思います。

これは何も日本だけでなくて海外でも同じです。例えば日本が中国・韓国と領土問題等で争ってる話なんてほぼほぼ興味ないし、全世界に同じレベルの報道がなされていると思わないほうがいい。たまに、領土問題への理解が不足してる海外の人を探してはわざわざ英語でコメントを残しまくってる人をTwitterで見かけますよね。でも別にその人たちが特別無知なわけではなく、外国の方々の理解はだいたいそんなもんなんですよ。多少興味を持ってるだけマシなくらい。

もうね。 地方紙は東京で起こった不都合な真実を隠している! って言っているようなモン。地方紙は地方の話多めになるに決まってますよ。だから日本のメディアはそりゃ日本の話多めですよ。だって日本のメディアなんだから。というか海外のことばかり細かく報道したら報道したで、お前らはどこの国のメディアなんだ!とか文句言いそう。

現実的な海外の情報を得る方法ですが、今は各国のメディアが今はネットで簡単に見れる時代になっています。なのでそれらを直接読むのが確実な方法です。口を開けて自分のほしい情報が得られるのを待つ、得られなかったら怒るというのではあまりに受け身すぎだからです。特におすすめは、各国の言語を普段から学んでおくことです。そうすることで、確実に海外の情報も得ることができます。翻訳ツールを利用するのも全然問題ないですが、やはり微妙に翻訳がおかしかったり、二重否定とかが逆の意味になったりすることがあるので、そのあたりはある程度判断できる程度知っておくと安心して読めます。

注意点として、日本の一部メディア同様、テキトーな胡散臭い情報ばかり流すメディアはどこの国にもあるということです。なので、外国のメディアが言っていたから真実に違いない!という考えも危険です。どこの国のニュースを読むときも、こんな「真実があった」ではなく、「このニュースサイトのこの人がこんなことを言っていた。」程度に情報を一旦把握するだけにとどめ、その後の様々な調査の中でそれを時間をかけて検証していくべきです。

まとめ

・「メディアでは報道されない」系の発言する人は煽動する気マンマンなので気をつけること

・しかもメディアで報道されてることがほとんど

・信頼できるソースを探すか、可能なら直接見に行く体験するなど自ら動く方がよい

・海外の情報は日本のメディアだけに頼らず自分で海外のメディアを探すべき。そのためにはある程度の語学学習がおすすめ。

・ニュースは常に「このニュースサイトのこの人がこんなことを言っていた。」程度に一旦把握するだけにとどめ、その後で時間をかけて検証していくべき。